最近、足の細いお客様が増えてきました。
甲が低い、土踏まずがあまり発達していない、踵からアキレス腱の間のくびれが無い。
特徴を挙げるとこんな感じでしょうか。
その結果として、
バックベルトが踵に引っかからなかったり、靴が足の幅より大きいため、足が前にのめってしまう・・・
そうなると脱げまいとして指先に力が入り、指先のタコやマメ、靴擦れ、ハンマートゥーの原因となります。


幅のゆったりとした靴をお買い求めいただく方へ・・・
幅の広すぎる靴。これは楽ですよね、ただ何もしなければ・・・ 
広すぎるものを履いて歩くと、歩行中に靴の中で足が前へ、前へと、
つま先部分の方へ滑り込んでいこうとしてしまいます。
本当は足が細いのに、「自分は甲高、判広だ」と思い込んでらっしゃる方って意外と多いんです。
これでは結果的に狭い所に足が押し込められ、
巻き爪、ハンマートゥ、外反母趾などの様々な足のトラブルへとつながっていきます。 

また、足に合わない靴を履くと、足のにおいの原因になるとも言われています。
靴の中の足は、常に汗をかいていますが、我慢して履いていると足も脂汗をかきます。
汗には2種類あります。エクリン性のものとアポクリン性のものです。
エクリン性の汗は気温や体温の上昇で出る汗であまり臭いませんが、
アポクリン性の汗は、気温や湿度、体温に関係なく精神的な緊張や興奮により出る汗で、
酸化すると非常に嫌な臭いがします。
靴が合わないと、足が緊張してアポクリン性の汗が出やすくなります。
これが臭いの原因なのです。
合皮の靴は蒸れやすいだけでなく、足が滑りやすいので余計な力が入りやすいですね。



靴を持った重さで判断される方へ・・・
やはり軽い靴は短時間履く場合や普段履きとしては適していると思います。
本来、人間は足の裏に適度な刺激を受けながら裸足で歩くのが良いと言われています。
しかし、現在の道路事情は、ほとんどがアスファルトやコンクリートのように硬い地面になっていて
歩行時に足には体重の何倍もの重力がかかっています。
それを硬い地面と板ばさみになって全衝撃を受け止めているのは足なのです。

そんな衝撃から足や体を守るためには?
直接、地面と触れる靴底がしっかりとしているもの。足の裏が触れる中底がしっかりとしているもの。
という事になります。
靴底、中底をしっかりとした物で構成すると、ある程度の重量感が出てきます。
極端ですが、登山靴が良い例であるように、ある程度重量のある靴の方が、疲れにくくもあるんです。


革が柔らかい靴も最近人気がありますが・・・
足になじみ易く、足にストレスを感じにくいものですよね。
履きなれた靴のようなフィット感を初めから得ることが出来ますが、その分、型崩れが早くなります。
人間の足は歩くときに「ねじれ」を起こしています。
この「ねじれ」が疲れや足の変形を増長する要因につながっているのですが、 
この「ねじれ」を抑える為に何箇所かの大切な補強があります。
靴の本底と中底の間には「シャンク」という金属製の補強材が後足部に入って、靴の「ねじれ」を抑えています。
また、歩行時に足の曲がる位置である第1指〜第5指の付け根と靴の曲がる位置が大きくズレないようにもしています。
かかと部分には「月型芯(カウンター)」という硬い素材の補強材が入って、足のかかと部分をしっかりとホールドしています。
柔らかい革を使った靴も、ご購入の際、上の二点をチェックしてみてください。


上記は一般的な条件であり、足の状態等によっては例外となる事もあります。